爪を見ることで、その人の健康状態がわかるという人もいて、爪は美容業界でも注目を集めているところです。健康的な爪は、薄いピンク色をしていて爪の表面はなめらか。爪の根元の部分は、白く半月上になっています。
かたや、不健康爪は、表面がカサカサしていたりひび割れていたり、色が不自然だったりする場合です。今回は、爪の色に注目してみました。健康的な爪の色と、そうでない色を見分けることで自身の健康状態を判断してみましょう。
白っぽい爪は白い斑点か、白く濁っているかで違う
爪が白っぽいのは、何らかの異常が称している可能性があります。白い斑点なら、爪ができる際に衝撃が加えられたために角化異常が生じたのかもしれません。爪白斑については、以前の記事にも書きましたが、爪が生まれ変わるまで治らないので、しばらくネイルカラーで隠す方法が良いでしょう。
白く濁った爪なら、爪白癬といって爪の水虫の可能性があります。また、肝硬変や糖尿病でも爪が白く濁る場合があります。気になる場合は、はやめに専門医に相談しましょう。
黄色っぽい爪は、新陳代謝の低下やリンパ系の異常かも…爪のトラブルの場合もあり
手足の爪全てが黄色っぽくなっているなら、リンパの流れが滞っている証拠かもしれません。新陳代謝がうまくいかなくて、黄色い爪になることもあります。黄色爪症候群といって、リンパ系の異常が原因と考えられる病気があります。
足の爪の親指に起こりやすいのは、深爪によって爪の成長が阻害されている場合です。酷くなると爪が分厚くなって、表面が凸凹してしまうことがあります。早めに対処しておきましょう。爪白癬で爪が黄色くなることもあります。
緑の場合は、爪にばい菌が入っている証拠
緑膿菌が出す色素によって爪が緑色になってしまった状態です。爪と自爪の間に空間がある場合は、そこに緑膿菌が侵入することがあります。カンジタ感染や爪白癬が原因で起こることもあります。異常を発見したらすぐに、皮膚科で診てもらうようにしましょう。
茶色や黒褐色の爪は、爪下出血かも…打撲によって起こることもある
爪が茶色や黒色になった場合は、爪の下にある皮膚から出血していることが考えられます。その際は、どこかに爪をぶつけたり、爪先に大きな負担が行くような作業をした覚えはないかを探ってみましょう。
もう一つの原因として考えられるのは、メラニン色素による場合です。いずれにしても、そのまま放置して治るのを待つしかないでしょう。まれに悪性黒色腫のこともあるので、爪が変形したり黒色が広がったりする場合は、医者に診てもらうようにしましょう。
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