ネイルを楽しむ女性が日本でも増えてきています。とはいえ、まだまだネイルサロンを気軽に入れるところと捉えている人は少ないように思います。とくに、年齢を重ねた女性はネイルに抵抗を持つ人も少なくありません。「ネイルは派手」、「家事の邪魔になる」といったネガティブなイメージが先行してしまっているのかもしれません。

爪を長くした、デザイン性の高いネイルももちろんありますが、ネイルはそれが全てではありません。爪の色を生かしたネイルや色味を抑えたフレンチネイルなど、落ち着いた印象のネイルもあります。また、ショートネイルといって家事や子育ての邪魔にならないネイルも登場しています。

今回は、ネイル発祥の地、アメリカ合衆国のネイル事情を参考にしながら、ネイルの自由な楽しみ方を学んでみませんか?

ネイルの発祥はアメリカ合衆国…身だしなみの一部になっているネイル


ネイルは紀元前3000年の古代エジプトにもありました。ヘナという植物の花の汁を使って、爪を染めていたというお話は以前のブログで書いた通りです。日本にネイルという文化が登場したのは江戸時代になってからで、「爪紅」という花や葉から抽出した液体で赤く塗っていたようです。その後、現在のようなネイルの形をつくったのは、1923年に登場したネイルポリッシュでした。自動車の塗装用ラッカーをネイルに使用したという話は有名です。

もちろん、現在では爪に害が少ない塗料が使われるようになっています。アメリカ合衆国はネイル発祥の地というだけあって、日本よりもネイルが浸透しており、その楽しみ方も自由です。女性は学生から年齢を重ねた方まで自分なりのネイルを楽しんでいます。日本では若い子のオシャレという認識のネイルですが、アメリカ合衆国では身だしなみとしての認識になっています。

ビジネスマンも学生もマダムもみんなやっているネイルケア!日本より気軽なネイルサロン


身だしなみとして、ネイルをしているアメリカでは女性のみならず男性もネイルに気を配っています。とはいえ、ネイルカラーをしている男性は少数派で、ほとんどの場合がネイルケアに重点を置いているようです。特に、身だしなみが重要視されるビジネスマンの間では、ネイルのケアが当たり前になっているようです。

結婚して子供を持った女性や、年齢を重ねた女性のネイルの楽しみ方にも注目したいところです。年齢を重ねた女性の手元には、色をベーシックにすることで品の良さを出すことができます。いくつになっても、綺麗でいたいとの気持ちは万国共通の願いのはず。日本の女性ももっと、幅広い世代で自由にネイルを楽しんでも良いのではないでしょうか。