日焼け止めクリームの表示でSPFともう一つ、重要な表示はPA値です。PA値はSPFのように数字で表されるのではなく+」「++」「+++」のような記号で表示されるところに特徴があります。
SPFの値は世界共通ですが、PA値の場合は日本独自の表示というところも特徴的。

PA値について、詳しく見ていきましょう!

PA値は、紫外線A波をカットする力!A波の影響は測定困難

PA値は紫外線A波をカットする力のことで、「+」「++」「+++」の、3段階で表示されます。SPF値のように数値化されていないのは、紫外線A波が肌に与える影響を測定するのが困難なためです。紫外線A波は、肌の奥深くに浸透してサンバーンを引き起こします。サンバーンとは、皮膚が黒くなること。皮膚が黒くなるまでには数日を要し、そのために正確に観察することも難しいのです。

ちなみに、即時型黒化を起こすまでの時間を2~4倍にできるのが「+」で、4~8倍なら「++」8倍以上は「+++」で示されます。

普段使いの日焼け止めクリームはどんなものを選ぶ?海や山ならPA値高めをチョイス


日焼け止めクリームの表示で、一般的なのはPA値よりもSPF値の方でしょう。PA値よりSPF値の方が先に登場した表示なので、広く認識されているのかもしれません。とはいえ、紫外線A波が与える肌への影響は深刻とされています。肌の奥深くまで浸透して、シミやしわの原因となるのが紫外線A波の方です。

日常使いなら「++」を選ぶのが良いでしょう。海や山なら、紫外線量が増えることが予想されるので「+++」の日焼け止めクリームを選びましょう。