夏にはしっかりしている紫外線対策も、秋から冬には無防備という人は多いです。確かに、夏に比べて直射日光を浴びてしまう機会は減りますが、それでも紫外線のダメージは変わらずあります。
紫外線は乱反射や窓まで通過してしまうなど、季節に関わらず、私たちの皮膚にダメージを与え続けているのです。
冬に多いうっかり日焼け…気を付けたいシチュエーション5選
「冬だから大丈夫!」「今日は涼しい日だから心配ない。」との油断は禁物です。今回は、そんな冬に多いうっかり日焼けをピックアップしてみました。
紫外線は雲を通過して地上へ…曇っていても対策は必要
紫外線は晴れの日だけと思っていたら、大間違い。紫外線は雲を通過して地上に届いているのです。晴れの日の紫外線量を100とした場合、その6割くらいの紫外線は変わらず降り注いでいるといわれています。ちなみに、雨の日なら2割ほどです。お天気に関わりなく、紫外線対策は必須のようです。
涼しいから大丈夫はNG…春先から紫外線量は増加
1ち年の紫外線量を比べると、6月から7月の夏の時期が一番多くなっています。とはいえ、紫外線量が増加をはじめるのは、2月下旬から3月くらいです。つまり、まだ涼しいと感じる春先から紫外線対策をする必要があるということ。また、山など標高が高い場所には、より多くの紫外線が降り注いでいます。気温が涼しくても紫外線対策は必須です。
ガラスを通りこして室内にまで届く紫外線
室内にいれば、紫外線は無し…と考えている人が意外と多いことに驚きます。紫外線A波のほうは、窓ガラスを通過して室内に侵入してきます。紫外線にはA波とB波がありますが、A波の方が雲や窓ガラスを通過しやすいところがやっかいです。老化や光発癌などの悪影響を与えます。
日陰にいても紫外線の乱反射に注意
紫外線には真っ直ぐ地表まで届く「直射光」と、四方八方に広がってから地表に届く「乱射光」の2種類があります。例えば、新雪の場合の紫外線反射率は80%で、砂浜では10~25%、アスファルトでは10%となっています。日陰の方が紫外線量は少ないですが、それでもあなどれない量を浴びてしまうことになります。
紫外線対策にはざっくり編みより目の詰まった洋服が良い
網目の大きいざっくりしたニットは、今年の冬に流行するアイテムの一つになりそうです。とはいえ、紫外線対策にそうしたデザインは向きません。網目を通して直接歯に、紫外線を浴びることになってしまうからです。紫外線をカットするなら、ポリエステル素材か綿素材の目が詰まっているタイプがおすすめです。ざっくりニットを羽織りたい時には、下に目の詰まった服を重ね着したいところです。
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