指に生えてくる毛が気になるという人は、意外と多いものです。処理の仕方はいくつかありますが、抜いたり剃ったりするのが一般的。とはいえ、きちんとしたケアをしなければ、毛穴にばい菌が入ってトラブルになってしまうこともあります。

毛穴やそこに生える毛について、すこし勉強してみましょう。

毛穴の中には何がある?菌や脂が入り混じって…空気はない

毛穴を簡単に言えば、皮膚のくぼみです。皮膚が落ちくぼんでできている箇所なので、中に空気はほとんどありません。皮膚の表面にある菌や脂といったものが入っている状態です。

また、毛穴に生えている毛は斜めに生えていることが多く、毛穴も皮膚に垂直にあるわけではありません。

体の毛は全て、表皮と同じものでできている?


毛は爪と同じく、皮膚の付属機関と呼ばれています。表皮をつくるケラチンタンパクという物質で、毛も作られています。脱毛が流行していますが、毛にはきちんとした役割があります。体温を保ったり、摩擦から皮膚を守ったりするのが皮膚の役割です。

わきの下や股に毛が多く生えるのは、摩擦を受けやすい箇所を保護しているからです。

毛の一生は3つの周期に分けられる…成長期、退行期、休止期

毛には毛周期があります。毛周期とは、毛が生えてから成長して、生え変わっていくまでのサイクルのこと。成長期、退行期、休止期の3つに分けられます。

成長期に細胞分裂が活発になって、退行期には細胞分裂は休止して毛穴も小さくなります。休止期の毛穴は3分の1にまで縮まって毛は抜けてえしまいます。その後、やがてやってくる成長期まで、毛根は活動を停止します。

次回は、毛の処理方法について注意点やケア方法をお伝えします!