当たり前に付いていると思っている爪かもしれませんが、実は爪にもきちんとした役割があります。爪の主な役割とは、指先を保護することと、指に加わる力を支えることの2つです。

爪がなければ、私たちは物を持つことさえできないのです。小さくてもとっても大事な役割を果たしている爪について、もっと詳しく見ていくことにしましょう。

爪は1日にどれくらい伸びるのか?手の爪が生え変わるまでには約6カ月かかる

爪の伸び方には個人差がありますが、1日に0.1ミリ伸びるといわれています。1か月に約3ミリ伸びて、爪全部が生え変わるのは約半年ということになります。

また、爪が伸びるスピードは季節によって違います。冬よりも夏の方が伸びやすく、よく使う指の爪ほど伸びる傾向にあることがわかっています。年齢を重ねる方が爪の伸びは遅くなってきます。

爪は歯と同じ仲間ではなく、皮膚と同じ仲間だった!水分補給は皮膚から行う


時々、歯が弱いから爪の弱い…と考える人がいますが、爪は歯と同じ仲間ではありません。爪の正体は、皮膚の角質層が硬く変化したものです。

もっと詳しく言えば、硬ケラチンという繊維状のたんぱく質が、上層、中層、下層と、3層に重なってできています。それぞれの層には、縦線と横線の繊維が走っていて、繊維同士の隙間から水分補給ができるようになっています。爪のすぐ下にある爪床といわれるところから水分を吸収しています。

というのも、爪の表面からは皮膚の2~3倍もの水分が蒸発しているのです。乾燥が気になるこれからの季節は特に、肌+爪の水分補給が欠かせませんね!