20世紀は映画が発展した時代です。その影響は大きく、世の中の女性たちは皆、映画に登場するような完璧な美を求めるようになりました。また、20世紀はアメリカ合衆国の工業化の影響も相まって、現在でも使用されている化粧品のスタイルが登場しました。
例えば、口紅は皿状のケースに入っており、小指で塗るスタイルでしたが、1915年を境に現在のような筒状の容器に入ったタイプになりました。マスカラの第1号が発売されたのは、1914年のことです。

映画『華麗なるギャッツビー』は1920年代のアメリカ
最初のネイルポリッシュが市場にでたのは1930年代
爪に与えるダメージが大きいという理由で、現在はあまり使われなくなりましたが、当時のネイルはネイルポリッシュでした。発売されたのは1932年で、チャールズ・レブソンという人が自動車塗装産業で使用する製法を用いたのです。
女性たちは、たくさんの種類のネイルラッカーを使用できるようになった点で、非常に画期的な出来事でした。化粧品では、マックス・ファクターがファンデーションを発明し、ニューヨークの化学者だったローレンス・ゲルブが染毛剤を発表しました。
20世紀後半には肌に優しい化粧品が人気に!ネイル強化法も登場
20世紀も後半になってくると、単に美しくなる化粧品だけでなく、肌に優しいという要素も加わります。1990年代の肌に優しいヘアカラーの登場により、全ての人種が赤毛やブルネットを楽しめるようになりました。
また、プラスティックのネイルティップが普及したのは1970年代です。1975年には、ジェフ・ピンクという人が自然に見えるネイルベッドと滑らかなホワイトティップで、オリジナルのフレンチマニキュアを生み出しました。
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